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名古屋JKF キックボクシングフィットネスジム-挫折を乗り越える

挫折を乗り越える

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行くたびに演出もレベルアップしているK-1の会場

以前のK−1は2010年に地上波放送が撤退し、2011年に事実上幕を閉じました。そして2014年、K−1が復活しました。といっても、内実は組織ごとガラっと変わっています。まず、アマチュア大会の充実度がすごい。観る側だけでなく、やる側の人間、つまり競技人口を積極的に増やしていき、前田憲作プロデューサーが掲げる「100年続くK−1」への実現に向けて動き出しています。

私が出ていた頃のK−1MAXは、イベントとしての要素が大きく上回っていたように感じます。だから、観る側の目がなかなか肥えてこなかったのが残念でした。しかし、今のK−1は違います。アマチュア大会に出るくらい上達すると、トッププロがどれだけ高い技術と精神性を発揮しているかがわかります。

いえ、アマチュアに出なくとも、フィットネス感覚でやっている方でも、それらは伝わるはずです。名古屋JKフィットネスの会員さまで、スパーリングまで進んだ方には、プロの凄さがきっと伝わっていると感じます。

キックボクシングとは……

「キックボクシングとK−1ってそもそも何が違うの?」

これまで数えきれないくらい答えてきた質問です。いろいろと伝えたいことはあるのですが、簡潔にこう答えています。

「K−1にはヒジ打ちが禁止でヒザ蹴りに制限があり、キックボクシングはヒジ打ちとヒザ蹴りに制限がありません」

日本のキックボクシングは、発足当初から打倒ムエタイを掲げており、キックボクシングとムエタイには密接な関係がありました。そして後から、空手を基礎としたK−1が誕生し、一大ブームを巻き起こしました……と、そんなことは、このブログを見にきてくれた方には関係のない話ですよね。

興味のある方は、私と会ったときに直接聞いてみてください。一言で表現すると、今後、

キックボクシングは概念になる

と予測しています。

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カプセルホテルにも泊ればシティホテルにも泊まります

さて、今日はなぜK−1の話をしているのかというと、6.24に行われたK−165kg級世界トーナメントを観に行くからです。2014年に新生K−1が復活してから、2年弱、この大会が新生K−1にとって一つのターニングポイントになる、と私は予想しています。今はチェックインしたばかりのホテルで、この原稿を書いているところです。つまり、大会の前です。また後で、私の観戦後の思いを綴ります。それでは。

大会終了後

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恵比寿のカモ鍋屋にて

大会が終わったあと、一緒に観に行った同級生(名古屋JKフィットネス会員No.0001)と鴨鍋をつつきながら、K−1の感想を語り合いました。今大会のMVPは、なんといってもトーナメントを圧倒的な強さで優勝したゲーオ選手(以下、選手の敬称略)でしょう。一回戦のHIROYA戦、すごかったです。人ってあんな風に飛ぶんだな、というくらいの強烈な攻撃でした。HIROYAも調子が良さそうだっただけに余計に衝撃でした。

準決勝では、私的メインといってもいい素晴らしい好カードが実現。野杁正明vsゲーオです。野杁も良い右ストレートでゲーオをグラつかせたり、ハイキックを入れたりして、いかんなく天才っぷりを発揮します。しかし、豪快さだけではなく、試合巧者でもあるゲーオが一枚上手でした。ただ、野杁自身、ムエタイトップクラスとの対戦はこれが初めて。トップを目指すならトップレベルのムエタイ戦士との対戦は、とても良い経験になったことでしょう。本人曰く、大きな怪我はなく、私が大会実行委員長を務める8月20日の

Krush.68 〜in Nagoya〜

の出場も期待できそうです。ご観戦予定の方、名古屋に野杁が来ます。お楽しみに。

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スーパースターへの階段を登っている武尊看板と

冒頭でも述べましたが、もう一度言います。今のK−1は、中身は以前のK−1とはガラリと様相を変えています。選手一人ひとりの個性を尊重し、ステレオタイプではない多様性のあるブランディングを展開しています。一選手としてこれだけやる気の上がる団体も珍しいです。やはり、人って、「大事にされてる」という感覚がモチベーションに繋がります。それが伝わっているかどうかはわかりませんが、私も経営したり人と会ったりするときには、

「あなたは大事な人です」

というスタンスで付き合っています。自分が受けて嬉しかった行動・言動は日常的に実践し、嫌だった行動・言動はなるべく控える(私も人間ですから0にはできません)ようにしています。

会場でK−1の盛り上がりを間近に観て、思わず立ち上がって歓声をあげる自分がいました。「自分もまたリングに立ちたいなあ」という気持ちが0なわけではありませんが、週一の練習でもそれなりに追い込むと、

「ああ、やっぱり無理。無理やねん」
「こんなん週に6回もできるかいな」

とエセ関西弁が脳裏に思い浮かび、諦めがつくのです。リングに上がる気持ちはありますが、練習する精神力はもうありません。本当に「たくさん」「集中して」練習してきました。今はその精神力をビジネスに傾けて順調にいっています。そこからさらに、練習に注力する情熱はないわけであります。

現役選手の皆さんに伝えたいのは、今、ここで、辛い思いをして、疲れていても無理やり練習して、勝って喜び、負けて悔しい思いをできるこの瞬間を大事にしてほしいということです。この経験を、ぜひとも人生に「プラス」に活かしてください。挫折を乗り越えてください。人間的に挫けて、性格を捻じ曲げてしまうのではなく、その挫折さえも笑い話に変えていけるような明るい人生にしてほしい。

体力的に究極的にがんばれるのは、今しかありません。現役時代には現役時代のときにしかできないことがあります。10代20代には、たとえタイムマシンができたって、時は遡れても、自分の体を10代20代に戻すこと、ダメージのない状態に戻すことは、2度とできません。たくさんのこと感じて、うまいこと転換させて、自分の人生に活かしてほしいなと、現役を引退した私は願っています。

まあ引退しても、たくさんの経験はできるんだけれどもね。でも、今しかできないことは、間違いなくあるわけです。結局は、自分自身の心との対話が、自分自身を成長に導くのだと思います。

どうせ死ぬんだから
良い先生や先輩や上司と出会って
楽しくやっていきましょうよ

そして、自分の人生が楽しくなってきたら
その経験を伝えていくようにしたらいいんじゃない?

明るく生こまい
佐藤嘉洋

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