映画『恋妻家宮本』

 

主人公役の阿部寛が心に響く良いセリフを言っていた。

「正しいことをするのはもちろん大切なことです。
でも、優しいことをするのはもっと大切なことなんじゃないでしょうか。
戦争みたいに正しさと正しさはぶつかるけど、優しさと優しさはぶつからない」

これからの私たちが拘るべきなのは、正しさではなく優しさではないだろうか。

全員が佐々木希になれる訳ではない

心に響いたのは、自分の心にそれを受け入れる才能があったから。あるいは、ちょうどその時期だったのかもしれない。
心に響かなかったのは、自分の心にそれを受け入れる才能がなかったから。あるいは、まだその時期ではなかったのかもしれない。

何の努力もしなければ、0のまま。
少しでも努力を積み重ねれば、0から1は生み出せる。
0と1は、わずかな違いではあるが、大きな違いでもある。
やり方は簡単だ。

行動に移さないか、行動に移すか

である。

すべてにおいての才能が0の要素の人はなかなかない。佐々木希と同じ努力をすれば、全員が佐々木希のような容姿になれる訳ではない。しかし、たとえ才能がなかったとしても、努力をすれば0にはならない。多かれ少なかれ、必ず結果は出る。その結果を自分自身への自信とし、またちょっと先の目標に向かって努力する。

第三者の決める結果ももちろんだけれど、まずは自分自身の「今日は(も)がんばった」という実感を最も大切にしてほしい。この気持ちは、人を大きく成長させる。

映画でも本でもいい。自分の心に響く言葉を一つずつ書き留めて、長いようで短い、短いようで長い人生に活かしたい。

明るく生こまい
佐藤嘉洋