こんにちは。
千里の道も一歩から。
どうもエヌオです。
真夏のピークが去って天高く馬肥ゆる秋となりました。
暑すぎて運動に気が向かなかった方もそろそろ身体を動かしてみてはどうでしょうか。
最近のブログではジムでの運動の事に触れていませんでしたが、エヌオは地道に練習しています。
今年になってから多めに取り組んでいるのが[スパーリング]です。
このスパーリングとは防具を着けて行う対戦形式の練習です。
対戦形式と聞くとちょっと怖いかもしれませんが、JKFで行っているのは[マススパーリング]といって、軽く攻防を行う危険度を少なくした練習方法で、JKFではパンチは基本的に顔に当てません。
今回は私がこのスパーリングを始めた当初のお話しを。
始めの頃は相手の攻撃におっかなびっくり、自分が攻撃するのでさえもおっかなびっくりでした。
相手の攻撃はしっかりと見る事が出来ず何をされているか分からず混乱。
相手はゆっくり手を出してくれているにもかかわらずちょっとコンビネーションを出されると、昔ゲームセンターによく置いてあったもぐらたたきのようなゲーム「ワニワニパニック」のワニが「もう怒ったゾ!」とどんどん早くたくさん出てきて対処出来なくなる時のような感覚に。
自分の攻撃では手も足も思うように動かせず、やっとの思いで繰り出したパンチも手を全く伸ばせず、恐る恐る相手のガードの腕にそっと触れるだけで、キックも加減が分からず当たるか当たらないかで引っ込めてしまい、なかなかポンっと上手い具合に軽く当てる事が出来ません。
相手の方が遥かに上手いのだからある程度遠慮せずにいけばいいのですが、そのある程度の加減が全く分からず、そんな調子で3分がアッという間に過ぎてしまいました。
こんな事を何回か繰り返しこれはどうしたらいいものかとなりましたが、自分の性格的に攻撃よりもまず防御だと思い、冷静に相手の攻撃をよく見てパニックにならずガード出来るようになろうと考えました。
それからはあまり攻撃にはこだわらず、手足を頑張って動かす程度で良しとして、上手く出来なくても目を瞑りました。
そしてとにかく相手の攻撃に慣れる事に重点を置き対応しようとするのですが、それでもよく目を瞑ってしまいました。(あっ、これは攻撃された時に物理的に目を瞑ってしまうという意味です。)
それは攻撃に慣れるという目的の為に良しとする訳にいかないので、二つの意味で目を瞑らないように意識してスパーリングの回数を重ねていきました。
するとなんとか少ーしずつ何をされたかが分かるようになってきました。
何をされたかが分かるようになってくると、それまでは訳も分からずただただ固めていたガードが、ストレートならストレートのガード、フックならフックのガード、と自分の意思で対応出来るようになっていきました。
ほんとにほんとに少ーしずつなのですが、そのほんの少しが嬉しい。
千里の道も一歩から。
最初は二の足を踏んでいたスパーリングが少しだけ楽しくなっていきました。
それと同時にこれまで見てきたプロで活躍してる選手達のレベルって恐ろしいんだなと再認識をしていきました。
自分が出来る事が増えれば増えるほど、これが出来るようになったのにまだまだまだまだ全然足らない事だらけだと絶望も味わい、上手い人の凄さを実感していくのです。
しかしながらさらに目を転ずれば、ほんの少ーしの成長が嬉しいスパーリングを、どれだけでも長く永久的に楽しみ続ける事が出来るという事にもなります。(だって今でもスパーリングで目を瞑っちゃうし…。)
そんなスパーリングを今も余裕がある時に楽しみながら行い、一歩ずつ一歩ずつ成長しております。
後期高齢者の自分が自分史上で一番強くなるという妄想をしながら。
語彙力の無い私ですが、今回はきまぐれに少しことわざを使ってみました。
後期高齢者の自分が自分史上で一番賢くなるという妄想をしながら。
スポーツの秋!文学の秋!
レッツ、キックフィット!!