映画『トレイン・ミッション』

主人公役のリーアム・ニーソンは、名作『シンドラーのリスト』のシンドラー役を演じたことでも有名だ。
『シンドラーのリスト』は高校生のときに観たが、重苦しくも深く考えさせられた映画である。
ナチスの話だったような気がするが、詳細はすっかり忘れてしまった。
深く考えさせられたことだけを覚えている。
どこかの機会にまた観てみたい映画の1つだ。

さて、この『トレイン・ミッション』である。
ところどころでなかなかあり得ないアクションがあり、苦笑してしまう場面もあった。

物語の展開自体は面白い。
予想ができないので、「犯人は誰だろう」「黒幕は誰だろう」というワクワク感、ドキドキ感を味わえる。
いきなり美女に電車の中で声をかけられたら…はたして私はどういう行動を起こすだろうか。
このミッションをやると言っただろうか。
今の自分ならやらないかもしれないが、職も失ってどうしてもお金が必要ならば、やっているかもしれない。
久松郁実だったら、問答無用でやっているかもしれない。

今は地球上すべての人間が、映画のような世界にいるのと同じだと感じている。
朝、「昨日までのことはすべて夢だったんじゃないか」と目を覚まし、スマホのニュースで現実を知る。
しかしながら、日本人の清潔な生活習慣と、人との接触機会の減少が徐々に効果を発揮してきたのだろうか、新型コロナウイルスの感染者数は減少し始めている。
狭い国土に1億人以上を抱える国としては、大変な健闘をしていると個人的には思っている。
ここが日本の、愛知県の底力の見せどころだと思う。
喜ぶのはいいが、油断することはまだまだ早い。
当初から、「本来は必要以上に恐れる必要はない」と言い続けているが、必要以上に恐れていない人にはまだまだ恐れてもらって大丈夫である。

現在の私は完全に頭がおかしくなっているので、少しずつ自分のパニック状態を適切な衛生管理のところまで戻していこうと画策している。

これの冒頭は、私の現在のパニック状態を偶然撮ることができた貴重な動画である。

自分がパニック状態のときに観るパニック映画は、他人事ではないので本腰を入れて観ることができない。
早く高見の見物で、こてこてのパニック映画を観て高笑いする日々に戻りたいものである。

明るく生こまい
佐藤嘉洋