こんにちは。
USJへ行ったことが無い。
どうもエヌオです。
4月28日、渡邉インストラクターの試合が行われました。
試合といってもキックボクシングの大会ではありません。
お得意のベンチプレスの大会でもありません。
好物のスイーツの大食い大会でもありません。
格闘技に関する豊富な知識を競う「カルトQ」(懐かし~)みたいな大会でもありません。
そう、今回はワタナベ関羽マサノリのリングネームでプロとして闘っている総合格闘技(MMA)の大会です。
いざ、復帰
前回から約3年振りとなる総合格闘技での試合。
デビュー以降様々な体重で試合を行って試行錯誤しながら思うようにいかなかったり、怪我の手術をしたりでしばらく総合格闘技の試合からは遠ざかっていた渡邉さん。
練習仲間が結果を出していく中で年齢的にも焦りや葛藤があったと思います。
しかしその間も打撃、組み、極め、フィジカルなどを、これまでやっていなかったトレーニングも取り入れ色々なアプローチで研いている事を常日頃から聞いていました。
そんな中で訪れた今回のオファーは大阪で行われている「WARDOG」という大会で、なんとライト級タイトル挑戦者決定トーナメントの1名としての出場。
4人トーナメントなので2回勝てばタイトルに挑戦出来るということなのです!
ですがそんなトーナメントともなると対戦相手もそれ相応に強くなります。
1回戦の相手はキンコンカンコンケンチャンマン選手。
デビュー以降4勝1敗1分の好戦績で既に他の大会でチャンピオンになっており、今回のトーナメントに参加と着実にステップアップしている大会主催ジム所属選手。
反対のブロックにはウェルター級でのチャンピオン歴があり、今回のライト級でのタイトル挑戦歴もある経験豊富な大阪の八木選手がエントリーされています。
ん?もしかして地元大阪の選手同士の決勝を期待されている!?
いやいや、久々の試合でワタナベ関羽マサノリ選手にとって今後の進退にも関わってくるかもしれない、いわゆる「絶対に負けられない戦いがそこにはある」ってやつ。
これは応援に行くしかないでしょ!って事で今回はその観戦記。
例によって観戦から随分と時間が経っていますがあしからず。
いざ、大阪
今回は友人と車で行く事にしましたが、大会の4月28日はゴールデンウィークの2日目。
せっかく大阪へ行くのだからどこかへ寄りたいなと地図を見ると試合会場の近くにユニバーサル・スタジオ・ジャパンを発見しましたが、さすがに混雑がヤバイだろうと即却下。
そうだ、観光地だけでなくそもそも大阪へ向かう道の混雑は大丈夫なのか?と思いましたが、普段全く遠出をしない、高速道路も使わない、通常の外出も土日祝をなるべく避ける、ゴールデンウィークなんてもっての他という生活を送っているエヌオには渋滞の予測が全く出来ません。
そこでデジタル難民の私ですがスマホを駆使(大袈裟)して渋滞予測なるものを見てみると、行きも帰りも全く問題無さそう。
でも心配性で疑り深い私は予測はあくまで予測だしなぁ、そもそもゴールデンウィークのパターンだって毎年違うのにどれぐらいデータ取れてんのよ、平均気温とかも毎年のように今年は例外的な暑さだの寒さだの言ってんじゃない、例外的な渋滞あるんじゃないの?本当に大丈夫なの?と、エヌオいつも通り安定の不安を抱いていました。
そして迎えた当日、車内には万が一に備え臨時用のオムツが積まれていたとかいないとか?ええ、積みましたとも、皆さんの期待に応えて。
ありませんでしたけどね、渋滞、うん、そう、帰りも、全く、スマホで見た予測通りに。
そんなこんなで順調に大阪府に突入し目的のご飯屋さんへ向かおうとしたのですが、ジャンクションで車線を間違えたようで高速を降りてしまうというミス。
賑わっている場所があまり好きでないので大阪市外のお店に決め食事をするはずだったのですが変更を余儀なくされ、急遽時間的に間に合いそうな場所で目当てを食べられるお店を探し、結局あべのハルカスや動物園がありとても賑わっている天王寺へ。
その目当てのものとは、出発前に大阪で何を食べようかなと考えても自分ではたこ焼きぐらいしか思い付かず、中国出身で以前大阪に住んでいたというJKF会員さまにジムで尋ねてみると、聞いたことある!でも食べたことが無い!そして名古屋で見かけない!という絶妙な提案をしていただいた「肉吸い」です。
日本人の急な問いかけに「えーっと、肉吸いって知ってますか?」と秒で答えてくれました。
なんやかんやで無事に到着して20分ほど並びましたが落ち着いた店内で美味しくいただけ満足したので、ちょっとしたハプニングも旅の醍醐味として楽しめて結果オーライでした。
お腹も満たされ会場へ向かい、以前同会場で観戦した時に使った大きなコインパーキングの場所に行くと、なんとそこが無くなっているじゃあ~りませんか!吉本新喜劇よろしくチャーリー浜の91年流行語大賞を叫びつつ、辺りをぐーるぐるぐーるぐるしてなんとか駐車場を見つけ会場の世界館にたどり着きました。
一足先にいたJKF会員さまと会い座席へ行くと、あまりの試合ケージ(金網)の近さになんだか緊張してしまいました。
大会前半は5分1ラウンドの試合が組まれていたのですが、判定まで行かずどんどんと決着していきました。
私は普段大きな大会しか見慣れていない為、地方のデビュー間もない選手達の試合を見ることが出来たのも小さな大会ならではの醍醐味に感じました。
まだ会場へ来ていないJKF会員さまもいたので大会のテンポの良さに若干焦りましたが、セミファイナルに組まれたワタナベ関羽マサノリ対キンコンカンコンケンチャンマンの試合には無事に間に合い合流出来て一安心。
いざ、決戦
そしていよいよワタナベ関羽マサノリ選手の入場。
いつもと同じく緑色のスパッツに緑色の頭!曲はレジェンドプロレスラー三沢光晴入場テーマでお馴染みのスパルタンX!
対するキンコンカンコンケンチャンマン選手は江頭2:50登場曲でお馴染みの布袋寅泰スリルで入場!
布袋寅泰ファンのワタナベ関羽マサノリ選手の心境やいかに!?
(そんな事でテンション上がっている場合ではないと当然と言えば当然の本人後日談(笑))
レフェリーの試合前確認でケージ中央で相対していたワタナベ関羽マサノリ選手とキンコンカンコンケンチャンマン選手はここでなにやら駆け引きがあったようで、ゴング前も試合の一部という面が出ていました。
この試合は5分3ラウンド。
ワタナベ関羽マサノリ選手にとって初の3ラウンド戦ですが、さてどうなるか。
1ラウンド。
試合開始のゴングが鳴るとサウスポーで構えるワタナベ関羽マサノリ選手がローキックを放つも、すぐさまグーッと前進しワンツーを当てながら組みに行き金網へ押し込むキンコンカンコンケンチャンマン選手。
この最初の攻防で早くもワタナベ関羽マサノリ選手の鼻から出血。
しかし金網を背にしながらもキンコンカンコンケンチャンマン選手のやりたいようにはさせないワタナベ関羽マサノリ選手。
ラウンド終盤にはキンコンカンコンケンチャンマン選手が投げを狙ったところを踏ん張り、ワタナベ関羽マサノリ選手が寝技で上を取る事に成功しパウンド(寝技で上の体制からのパンチ)を振り落としダメージを与えたところでゴング。
あっ、ちょっとここからは書きづらいし読みづらいと思うので、ワタナベ関羽マサノリ選手は関羽選手、キンコンカンコンケンチャンマン選手はケンチャン選手と表記させていただきます。(もっと早よからせぇや~、でもなんか何度も書きたくなるリングネームだったの~)
インターバル中の関羽選手は出血もありかなり疲れた様子に見え、対するケンチャン選手は余裕がありそうな様子。
(本人によるとスタミナには全く問題無かったそうで、キツそうに見えた表情はどうやら足を痛めてしまった事によるものだったかも。)
2ラウンド。
関羽選手がタックルに行くが堪えたケンチャン選手は腕を絡ませて体制をキープ。
そこから寝技に移行し関羽選手がしぶとく上を取る事に成功し、相手の腕を取りストレートアームバーを極めにかかる!
JKF会員さまも「あれ、極まるんじゃ!?」と思わず声が出る!
しばらくその状態が続いたがケンチャン選手は抜け出し立ち上がる。
ラウンドが終わると攻め疲れからかまた関羽選手に疲労の色が見える。
(本人によるとスタミナには全く問題無かったそうで。)
最終3ラウンド。
パンチの打ち合いで関羽選手の右がヒット!
金網際で立ちでの組みの攻防になり、関羽選手は金網を背にしながらもパンチを当て、三沢光晴ばりにヒジ打ちも狙っていく。
そして寝技に持ち込んだ関羽選手は上になりサイドポジションを取り何発もパウンドを浴びせる!
しかし残り時間僅かでケンチャン選手が体制をひっくり返し、袈裟固めに持ち込んだところで試合終了のゴング。
私が見た関羽選手の試合の中では一番様々な展開があり白熱した攻防の一戦でした。
さぁ、運命の判定。
ジャッジ1人目
関羽選手(29-28)
ジャッジ2人目
ケンチャン選手(29-28)
割れた…
ジャッジ3人目
ゴクリ…
さて、気になる結果は次回のブログで!
いやいや、また半年後とかになるかもしれない次回になんてまたぐなよ!(って長州力に怒られちゃう)
では気を取り直して
ジャッジ3人目
関羽選手(29-28)
判定2-1でワタナベ関羽マサノリ選手の勝利!!
「ア゛ァ゛ーッ!」っと何度も雄叫びを上げる関羽選手!
久々の試合、久々の勝利で喜びを爆発させていました。
私もちょっとうるっときてしまいました。
そんな喜びの中、格闘技関連の仕事をよくされている芸人の神宮寺しし丸さん(ゴッドタンでお馴染み)から勝利者インタビューを受けていましたが、お笑い好きの渡邉さんはテレビで見たしし丸さんの面白かった場面を舞台裏で伝えたそうです(笑)。
いざ、次戦
閉会式では足を引きずりながら歩く渡邉さんの姿が。
終了後に客席に来てくれた渡邉さんの顔にはアザが出来て腫れていましたが、パンチのダメージは全然無かったとの事。
インターバルでの疲れた雰囲気や出血や腫れた顔を見た印象と本人の感覚は違っており、近くで見ていても分からないもんなんだなぁと思いました。
しかしながら足を怪我をしていて心配でしたが、翌日からはJKFで業務をこなしており重症ではなかったようで一安心。
(でも叫びすぎて喉も傷めてしまったとか。)
もちろん日常の生活もありますが、今回の試合はトーナメントだったので次の戦いもありますからね。
激戦の直後から次を考えなくてはいけない渡邉さんは大変だと思いますが、次戦のトーナメント決勝は7月28日(日)に今回と同じく大阪・世界館で行われます!
今回USJへは行きませんでしたが今期間限定でやっている名探偵コナンのアトラクションよりも、試合の方が断然スリル、ショック、サスペンスを感じたと思うので、また真夏の思い出を作りに行こうかな。
痛みに耐えてよく頑張った!感動した!
レッツ、キックフィット!!