エヌオのNAINAI40日記『持ち受け』

こんにちは。

毎年のように優勝争いをしていた頃の中日ドラゴンズの試合は攻撃よりも守備を見るのが面白かった。

どうもエヌオです。

 

前回のブログで、私がミット打ちを行う際に会員様にミットを持っていただいた、という話を書きました。

その時には2年以上JKFに通われている方を中心に持っていただいたのですが、日頃から会員様同士でミットの持ち合いをしているだけあって大変スムーズに打つことが出来ました。

久々のミット打ちなので軽く様子を見ながらやろうと思っていたのですが、次から次へと飛ぶ指示に乗せられてついつい早いペースで打ってしまったほどです。

本格的に選手を目指すようなジムではなくても皆さんがミットを持つ事が出来て、皆さんが名トレーナーに。

 

ミットを持つには打つ方を理解していないとなかなかスムーズに持てません。

打つ方が一歩出る時には持つ方も一歩下がらなくてはいけません。

距離とミットの角度をどうするか。

コンビネーションを受ける時はどの攻撃をどのタイミングで受けるか。

などなどたくさんのポイントがあります。

そしてミット持ちのポイントを理解出来ると、打つ方の参考になります。

 

私はミットを持ち始めた頃、打撃の衝撃に耐えるだけで精一杯。

ミットを持つ腕を上げているだけでキツく、ジャブ、ワンツーを繰り返し受けるだけがやっと。

翌日は筋肉痛になりました。

しかし何度か持っているうちに腕を上げていてもだんだんツラくなくなり衝撃にも慣れました。

ジャブ、ワンツーのリズムも体に馴染んできて、だんだん打ち手の様子を見る余裕が生まれました。

すると最初の基本の構えが変わっていたり、打つ際に余分な動作が入っていたり、ミットに当たる際の腕の伸び具合が適切でなかったり、色々と分かるようになっていきました。

 

それを自分がミットを打つ際に意識してみると、自分も鏡に向かってのシャドーのようなフォームで打てていない部分があるのに気がつきました。

さらにキックが加わり技が増えコンビネーションが増えると、ミットを持つ時の衝撃が増したり左右がこんがらがったりしながらそれにまた対応していく。

バンッ、バンバンバンッ!と様々なコンビネーションをバッチリ受けられるようになった時には、中日ドラゴンズの鉄壁の二遊間アライバの華麗なコンビプレーが決まったような快感も!?

ミットを持つ事で体は鍛えられ、頭を回転させ、色々な気付きがあり成長する事が出来ました。

 

キックボクシングをやるにあたりミット持ちが出来るようになるなんて発想はなかなかありませんが、綺麗に打つだけでなく華麗にミットを持つ事が出来ると玄人な印象がありませんか?

しかし今はコロナ対策の為にそんな玄人感を出すミットの持ち合いが出来ません。

そこで考えました。

ミット持ちのシャドーがあってもいいじゃないか。

少し試してみたところ、鏡を見てのミット持ちシャドーは左右が混乱するのでやめた方がいいというのが分かりました。

今後も色々と試しながらやっていこうと思います。

なのでまだミット持ちに慣れていない方はこの期間にミット持ちのシャドー、エアミット持ちをやってみて、基本やコンビネーションの受け方を練習をしてみませんか?

いざミット打ちが再開された時にはガンガン打ってバンバン受けましょう!

 

受けの美学、守りの美学、守るも攻めるも
レッツ、キックフィット!!