こんにちは。 名古屋JKフィットネスマネジャーの佐藤嘉洋です。 夏の恒例のビッグイベントとなった名古屋Krush。 当ジムからは早坂太郎インストラクターが出場。 また、私佐藤嘉洋と、石橋真幸インストラクターの引退式も行われました。
石橋真幸の不屈の魂を見習いたい
まず最初にお伝えしておきたいのが、引退式を開いてもらえる、ということは、なかなか無いということです。選手にとって、現役最後の行事として10カウントゴングを聞けることは、大変光栄なことであります。石橋インストラクターは、高校3年生でプロデビューをし、以後順調にキャリアを重ねっていったのですが、途中大怪我に何度も悩まされました。詳しくはこちら。
石橋真幸、執念の復活劇
それでも不屈の魂を持って戦い続け、本人の限界までやり切りました。 私自身も過去に、石橋の試合(vs階勇弥、vs永山敬之)を見て、涙しました。 人生において、人の心を揺さぶることのできた経験は、きっと今後の人生においても大きな財産となることでしょう。 今後もキック・空手を続けていく石橋真幸をよろしくお願いいたします。
新エースの自覚、早坂太郎が魂を魅せた!!
佐藤嘉洋、石橋真幸が引退し、名古屋JKF現役の男子プロ選手として唯一の存在となった早坂インストラクター。 今までは少し打たれ脆さがあったのですが、今回は踏ん張りました。 打たれ脆い分、試合自体は毎試合とてもヒートアップしています。しかし、本当に上を目指すのであれば、もっと骨太い試合をしなければなりません。 対戦相手の南野選手は、大阪で実績を残し東京へ上京したスーパールーキーです。 南野選手のハードパンチを何度ももらっても、そのたびに攻撃を返し、とても攻防のある展開になりました。 判定はいろいろな見方があったみたいで割れました(私はもちろん早坂の応援ですから本戦でギリギリ勝ったと思いました)が、
延長で魂の粘り勝ち。
この粘り勝ち、というのが、とても重要なんです。 早坂太郎、この強敵相手に競り勝ったということで、一皮向けて大きく成長していくだろう、と確信しました。
魂によって心は揺れる
後輩の早坂太郎の魂の試合を見て、私の喉は大いに枯れてしまいました。 セコンドについた石橋インストラクターも、 「喉がヤバイっす。ああ先に引退セレモニーやっといてよかった」 と笑っていました。 試合の数日前、早坂インストラクターと会ったときのことです。 「太郎の試合のあとに俺の引退セレモニーがあるけど、そのことでプレッシャーには感じないようにな。 でも試合中、どうしてもキツくなったときは、俺の引退セレモニーのためにがんばれ」 とハッパをかけました。 正直、試合中は夢中だからそんなことは思い出さないでしょうけれど、体の奥深くにこの言葉が少しでも引っかかってくれてたらいいなあって。 延長が決まったときに、私は思わずリングサイドに走ってしまいました(もちろんルール違反にならないように配慮して)。
「太郎!太郎!」
と呼びかけたのですが、すでに延長は始まっていて、声を届かせることはできませんでした。 でもその代わりに、石橋インストラクターが熱い言葉をかけてくれたのを後から知って、安心しました。 太郎には石橋という素晴らしい先輩が、すぐ近くでセコンドしていた。 「佐藤さんの言葉おかげで最後にもう一段ギアを入れることができた」 と、昔石橋が言ってくれたことを思い出しました。 それと同じことを、石橋は太郎にしたんだな、と。 物事は順繰り順繰りなんですよね。 名古屋JKFはいいジムだ。
人は、人の魂で、心が揺れる。
私は一人で「よっしゃ!よっしゃ!」とガッツポーズをしていました。 キックボクシング、楽しいでしょ? さて、私の引退セレモニーでの思いに関しては、こちらのサイト
1001kick.com
にて、作家らしく描いていきますので、もう少し待っていてください。 それでは8月25日〜29日まで、日本代表キャプテンとして日本チームを引き連れ中国英雄伝説で戦ってきます。 新規入会、キックフィット体験、佐藤嘉洋VIPパーソナルトレーニング、随時受け付けております。 お気軽にお問い合わせください。