題を見て、ドキっとした方もいるかもしれません。
「え? ウソつきがトップにいるジムなの?」
はい、私はウソつきです。
私が思うプロの接客
接客中は、疲れているときも、私は顔に出さないように努めています。
眠たいときも、私は顔に出さないように努めています。
話のタネにすることはあっても、それによって会員さまに心配をかけたり、遠慮させてしまってはいけない。
マイナス感情を何度も聞かされると、うんざりしてしまいますよね。
私もまだまだ弱い人間なので一度くらいは弱音を吐くかもしれませんが、激弱ではないので二度三度は言いません。
自分の気持ちに正直になるときも必要ですが、それを接客に持ち込んではならない。
昨日の災難によって私の気持ちが落ち込んだことなんて、お客さんの知ったことではありません。
聞きたいのは、
「しばらく落ち込んだけれど、いろいろと悩んで考えた結果、今はなんとか解決しようと動き始めたから大丈夫だ」
という前向きな気持ちなのです。
お金をもらって仕事をしている以上、プロフェッショナルです。
「あなたの笑顔を見たくて来た」とお客さんに言ってもらえるような明るく前向きな姿勢がプロの接客です。
お客さんを明るい気持ち、前向きな気持ちにして帰っていただく。
2007年に事業を立ち上げて、スタッフに口を酸っぱくして伝え続けてきたことです。
私の母校は名古屋市北区にある杉村小学校です。ここの校訓が、なかなか良いのです。
明るく つよく 力いっぱい
弊社の経営理念が
明るく生こまい
なので、子ども心の深層心理に良い思想を植え付けてもらったなと。ちなみにJKFの企業理念は、「キックボクシングで名古屋から日本を元気に!」です。
バカにされても…
ジム内において、我々インストラクターのことを尊敬してくださることは、とてもありがたいことです。
しかし、そこで調子に乗って「俺が一番だ! 王様だ!」というような気持ちになってはいけません。
教える職業に就くと、人間というものは勘違いしやすいもの。
私たちはキックフィットのインストラクターのプロなのですから、知識はあって当然ですし技術もあって当然。
会員さまから慕われるような人格を形成しないといけませんし、私たちも一人ひとりの会員さまに愛を持って接することを心がけなければなりません。
え? グラビアアイドルの画像収集が趣味のマネジャーがいるジムなんて御免だって?
いや、表立って公言しているだけで、人は誰しも他人には言えないことの一つや二つはあるはずです。
私は恥をしのんで、それを公言しているだけであります。
それに、私の佐藤嘉洋ランキングは局地的に人気を博しております。
AbemaTVで特集され、現代ビジネスで連載が始まったり、週刊SPA! のコメンテーターとして採用されたり、ラジオ番組にコーナーを持っていたり、2018年度女王の久松郁実さんにトロフィーを渡したり、先月には佐藤嘉洋ランキング年間アワードをイベントとして開催したり、となかなかすごいでしょう。
追求するとは、こういうことを言うんです。大切なのは、バカにされても意に介さないことですね。
自信を持って突き進めばいいんです!
ハアハア、一気にまくし立てて息切れしてしまいました。
ということで、ボロは最初から見せておくと、生きるのがとても楽になります。
注・私は、妄想の中で自己完結していますので、お客さまに対してセクハラまがいの気持ち悪いことは一切しません。人畜無害の草木も眠る草食系です。どうぞご安心ください。なにとぞ、よろしくお願いいたします。
ウソをつき続ける
これからも私は、自分にウソをつき続けて、
明るく生こまい
の精神で、落ち込むときは落ち込みながら、 「もう何とでもなれだ」と、ある段階で吹っ切り、狂人のように「わははは!」と笑い飛ばし、病めるときには健康の有り難みを祈り、健やかなときには病気のつらさを時折思い出し、健康な今に感謝し、100歳までハツラツと働いて自立し、そこから先は人生について深く考えることを中心に、150歳でピンピンコロリと死ぬことを目指しております。
もしよろしければ、ご一緒にどうですか?
明るく生こまい
佐藤嘉洋
※本コラムは2016年10月に掲載されたものを
大幅に加筆修正したものです