映画『レ・ミゼラブル』

月に1本と1冊の感想文を書くというマイルールのおかげ(せい?)で、能動的に映画鑑賞ができます(笑)

グレイテスト・ショーマン』でも見事な演技をしたヒュー・ジャックマンが主役。今月はミュージカル映画の名作の感想文。

中盤のアン・ハサウェイの絶望的な死によって物語を終えてもよかった気はする。
彼女の境遇と『夢やぶれて』の歌詞も相まって、涙が止まらない。
今よりよほど理不尽な世の中である。
現代がいかに恵まれているかを実感する。

幸福の鍵は、歴史を知ることにある、という持論がある。映画や本などの物語は、歴史の寓話であることも多い。人類の歴史にも悲惨な過去が山ほどある。その上で便利なテクノロジーの時代がやってきた。凄いことだ。

終盤にかけてアマンダ・セイフライド選手が登場する。私は佐藤嘉洋ランキングを主宰している。その佐藤嘉洋実行委員長イチオシの女性である。「やっぱりめちゃくちゃ可愛いな」と画面を見入った。映画『マンマ・ミーア!』で一目惚れしてからずっと好きだ。何気なく見た『クーパー家の晩餐会』にも出演していた。

if…の話

主要人物をLBGTと小児性愛として仮定してみた。

まずは同性愛の仮定。
ラッセル・クロウ演ずる警部は、主人公ヒュー・ジャックマンを執拗に追い回す。それこそ人生を賭けてまで。警部は主人公を愛していたのでは? その感情を認めたくないから、憎しみに変換したのではないか。愛と憎しみは、表裏一体とも言われるしね。

次にロリコンの仮定。
主人公は、血の繋がっていない娘に対して、深層に恋愛感情を持っていたのかもしれない。本能と葛藤し「一切手は出さないが、他人にも触らせたくない」という子育てになったのかもしれない。

警部の主人公に対する同性への恋愛感情。血の繋がっていない娘に対する主人公の少女への恋愛感情。という仮定で映画を見たら、今までとは違った意味で面白く見られた。