月に1本の映画シリーズ。今月は過去の名作を見返した。懐かしい。まだ現役の頃に観たやつだ。2007年だから、アルバートクラウスとアホみたいな打ち合いをしたときか。
ノラジョーンズの歌も顔も好きだ。終始そのアンニュイな歌声がBGMとして流れ、いい雰囲気の映画だった。
もうずいぶん昔に観た映画なので、内容はほとんど忘れていた。ナタリー・ポートマンが出ていたことも(笑)
今回の方が印象に残った。途中で泣けた。
これは自分の感性の問題か。初めて見たときはまだ現役時代で、恋愛事は二の次だったし、たとえ誰かをどれだけ好きだったとしても
「私とキックボクシング、どっちが大事なの?」
と泣かれたら、完全に醒めてしまうタイプだった。そして私は冷たく言い渡すのである。
「そんなの決まっているじゃないか。キックだよ」
いやあそれにしても、ジュード・ロウ、カッコ良かったなあ〜!
あんなキス、たまらないですね!
引用はノラ・ジョーンズが演じたエリザベスのセリフ。嫌いな他人には、自分の中にある嫌いな自分が映し出されているのかもしれない。
他人は”鏡”のような存在ね
『My Blueberry Nights』エリザベスのセリフ
自分を知るための手がかり
他人の姿に自分を映すのよ
過去の名作シリーズも面白いので、次回は『レオン』にしようかなあ。
明るく生こまい
佐藤嘉洋