佐藤嘉洋 
JKFの皆さん、こんにちは。マネジャーの佐藤嘉洋です。
｢JKF流ミット持ちの心がけ」は、2019年から改訂し続けております。より上手く、強くなるためにもご覧いただけたら幸いです！
～ ミット持ち５つの効果 ～
① 体力・地力がつく
② 護身につながる
③ 頭の運動になる
④ 思いやりの心を持てる
⑤ 打たれ強くなる
以下、理由を説明します。
① 体力・地力がつく
ミット持ちは、全身で相手の技を受け止めます。つまり、こらえる筋肉に作用します。
手先や腕だけで技を受けようとしないでください。トレーニング効果が薄れ、怪我にも繋がります。
どうせやるなら、自分のために効果的なミットの持ち方をしましょう。そしてその方が、相手も打ちやすいです。
② 護身につながる
ミット持ちは、相手から目を逸らしては持てません。相手の攻撃から目を逸らさないことは、護身にもつながります。
最初は難しいですが、相手の攻撃を局所的ではなく全体的に見渡すように心がけましょう。
車の運転と同じです。初心者のうちはバックミラーを見る。サイドミラーを見る。目視をする。これらを局所的にしていたと思います。慣れてくると変わってきますよね。
戦いにおいて、相手の目を見る必要はありません。私の経験上、世界レベルで相手の目を見て戦う選手は少なかったです。
一流どころはほとんど、近距離の相手を全体的に見渡しています。そのコツはジムで教えますね。
③ 頭の運動になる
基本、ミット持ちが技の指示を出します。だから頭の運動にもなります。
インストラクターのようにフリーでやるミットは、最初は難しいです。
まずは決まったコンビネーションだけでも大丈夫です。例えば、
① ジャブ → ワンツー 5回
② ジャブ → ワンツー → 右ミドル 5回
③ ジャブ → ワンツー → 左ミドル 5回
①～③を2R繰り返すだけで相当な運動量です。
慣れてきたら、左右の前蹴りも5回ずつ加えてみましょう。よりいい運動になります。
④ 思いやりの心を持てる
ミット持ちをやれば、技が安定します。攻撃を受ける恐怖感を知ることで、思いやりの心を持てるからです。強さはやさしさに繋がります。
また、技が安定するということは、フォームがキレイになるということです。
⑤ 打たれ強くなる
相手から直接攻撃されるという体験は、日常では滅多にありません。
今まで攻撃を受けたことのない人と、自己鍛錬として攻撃を受けてきた人と、どちらが打たれ強いかという話です。
皆で打たれ強くなりましょう！
JKFのミット打ちは基本2Rですが、ミットの持ち合いをやれば、
ミット「打ち」2R +
ミット「持ち」2R +
おまけミット1分30秒〜1R
の運動ができます。
慣れない相手や技術差のある相手だと、やりづらさもあるかもしれません。しかしせっかくの一期一会の機会です。お互いに良い運動になるように心がけましょう。インストラクターもフォローします。自信のない方も心配ご無用です。
また、黙々とやりたい場合は、webチェックイン時に「ミット無」にチェックを打てば無理にやらせることはありませんのでご安心ください。
ストレッチやサンドバッグだけでも気軽にご利用ください。家ではなかなか開脚すらしないですよね。私もやりません（笑）
～ 名選手とのミット打ち ～
以下はJKF池下に来てくれた魔裟斗さん、先輩の鈴木秀明さんとのミット打ちです。ご参考ください。
ただし、二人ともプロ仕様の合わせです。皆さんの合わせは適度にお願いします！
