横浜流星主演『ヴィレッジ』

ある閉ざされた村に住む、こじらせ超絶イケメンが、10年ぶりに東京から戻って垢抜けた幼馴染と再会し、もう一度人生をやり直そうと再起を目指す話。しかし、そこには複雑な人間関係がもたらす矛盾もあり、理想と現実に葛藤し、闇を抱えながら物語は進んでいく。

最初から恵まれた環境にいる人間とそうではない人間。前者がいくら正論を唱えたところで、後者には響きにくい。しかし、たとえ恵まれた環境にいたとしても、社会人として生きる個々の人間のほとんどは、葛藤して生きていることも事実。愛は大切だ。

世の中の厳しさと優しさを教えてもらえる作品だった。人それぞれの考察によって、さまざまな未来も描ける。最後の登場人物の意味とは?

続編もあるのかもしれない。必ず観なければ!

PS
冒頭の能のシーンには大変魅了されました。

佐藤嘉洋