キックボクシングで強くなろう、やさしくなろう

今年は園児同士、ミットの持ち合いにも挑戦

みなさん、こんにちは。
ジャパンキックフィット(以下・JKF)マネジャーの佐藤嘉洋です。
私は月に1回、名古屋市内にある中村保育園にてキックボクシング教室を行なっています。
‪そしてその1年間の集大成として、名古屋市中村文化小劇場にて行われる発表会のメインイベントで、保護者の前で毎年ワンツーキックを披露しています。

巨人について園児たちがわらわらと

‪心身ともにスッキリさせて健やかな人生を!‬

自分の身体を使って「打つ・蹴る」という行為は生物の闘争本能そのもの。
文化が成熟するにつれて、この闘争本能は子供に限らず抑えられがちです。
日々の抑圧によって鬱屈していく人も多いことでしょう。
しかし、キックボクシングフィットネスをやっている時だけは、すべてを解放してしまっていいんです。
キックボクシングには、パンチやキックのみならず、膝蹴りや肘打ちもあります。
目の前にあるサンドバッグに思い切りぶつけてしまって構わない。

ただし、素人の人がむちゃくちゃにサンドバッグやミット打ちすると、高確率で怪我をしてしまうのでオススメできません。
怪我をすれば治すお金もかかるし、怪我をしている間もモヤモヤしてしまいます。
ちゃんとしたフォームを習った上でペシペシ叩けば、怪我に繋がる身体(肩・腰・膝など)への負担は減ります。
その上、キックボクシングによる適度な筋力トレーニングによって、肩こり・腰痛の治った例が、JKFではいくつも報告されております。
当然のことながら有酸素運動にもなりますので、心地よい疲労感に加えてストレスも思いっきり解消されます。
日々の体力の向上も望めます。

今夏池下にもJKFができます

ジムという場所は、怪我の可能性を少なくして運動するためにあるんです。
怪我をする可能性は0%にはできません。
しかし、私たちインストラクターはその可能性を0%にする努力をしています。
その努力によって、0%に徐々に近づいていくと信じているからです。
私や信頼の置けるインストラクターたちが、日々勉強しながら考え、自分たちの意見を持ち寄り、最終的には私が決定しています。

すべての責任は佐藤嘉洋にあります。
それをしっかりと自覚して、フィットネスに観点をおいたキックボクシングを創り上げています。
ゴールはありません。ずっと追求し続けます。
もうこの辺でいいや、と諦めたとき向上は止まります。
そんな場所に誰がいたいと思うでしょうか。
そんな人間と誰が仕事したいと思うでしょうか。
日々の徹底的に継続された努力と工夫をもってして、キックボクシングをさらに素晴らしいフィットネスとして、スポーツとして、先人たちが積み上げて来た歴史に習い、先人たちに教えを請い、共に世間の人たちに広めていきたいのです。

痛みを知れば?

打ったり蹴ったりすることは、少なからず痛みが伴います。
殴る方も殴られる方も、痛いんです。
ミット打ちのときにむちゃくちゃ打ってくる人も、ミットの持ち合いをやってもらうとほとんどの人がその怖さを知って、次からは丁寧に打てるようになります。

痛みを知れば、強くなれる。
強くなれば、余裕が出る。
余裕が出れば、やさしくなれる。
やさしくなれば、人を思いやれる。
人を思いやれば、寛容になれる。
寛容になれば、生きるのが楽になる。
生きるのが楽になれば、しあわせに死ねる(少しは苦しいでしょうけれど)

月1のキックボクシングで、園児たちに口すっぱく教えていることは、

強い子はやさしい

ということです。
これは大人にも当てはまると思います。
大人も子供も、何でもかんでも「そんなことをやってはダメだダメだ!」の「ダメだ時代」に突入しております。
本能を解放させてスッキリしたときの爽快感を、キックボクシングフィットネスでぜひ味わってほしいと私は願っています。
そして心身ともに強くなって、人としてやさしくなり、なるべくしあわせに死んでいきましょう。

明るく生こまい
佐藤嘉洋

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