こんにちは。JKFマネジャーの佐藤嘉洋です。ご覧いただきありがとうございます。
JKFは2011年に名古屋市の新瑞橋で産声を上げ、2018年にはJKF池下がオープンしました。これもジムを支えてくださる会員さまのおかげです。いつもありがとうございます。
JKFは創立から一貫して、プロ選手の育成を行っておりません。あくまで健康増進がメインのキックボクシングを提供しています。
身体に負担のかかりにくいフォームを基本として教えていますので、体幹・軸の使い方も身につきます。
何人もの会員さまから、キックボクシングでゴルフのスコアが伸びたという報告を受けています。他のスポーツにもきっと役立つと思います。
キックボクシングにはキックボクシングにしかない身体の動かし方があります。野球やサッカーなどの他のスポーツもまた同じです。
メインの競技能力を高めるためのクロストレーニングとしても、キックボクシングは有効なスポーツです。左右バランスよく自分の体重を使って全身を動かせます。
丈夫になった選手のキックボクシング
現役時代、私は怪我が少ないことでも評価されていました。プロのリングで80戦しましたが、試合キャンセルは0回で長期欠場も一度もなかったからでしょう。
20代の頃に鼻骨を粉砕されて入院しましたが、数ヶ月後のK-1MAXは欠場せずにリングに上がりました。
しかしながら、10代の頃は怪我も多く、とても丈夫とは言えませんでした。もともと丈夫「だった」のではなく、丈夫に「なった」のです。
負担のかかるフォームで余計な疲労を蓄積した挙げ句の怪我は長引きますし、選手寿命も縮めます。丈夫な身体作りは、理にかなった身体の動かし方も大切だと考えています。
ちなみに2年後には、その鼻骨をやられた相手にリベンジしました。日本武道館総立ちです。
合氣道の要素も取り入れて
引退後、合氣道をかじった時期があります。自分の身体の動きと合氣道の力みのない動きに共通点があることを見つけました。
そして、怪我の少ない自分の動きを改めて見返してみると、身体に負担のかかりにくいフォームなのだということがわかりました。合氣道で言う「氣」の入った状態です。
実際にJKF流のミドルキックで腰痛が改善した人も多いです。通常のミドルキックは腰痛の原因になることが多いにも関わらず、です。
身体を素直に動かす
JKFは選手育成を行なっていません。だから試合に勝つためではなく、身体を素直に動かすように教えています。そうすれば、威力は勝手に出るようになります。そしてフォームは、シンプルで美しくなります。当たったときの見栄えが良ければ、判定にもつれ込んだときに有利に働きます。
逆説的になりますが、選手育成はしなくとも、競技者としての能力も上がります。元プロ、アマ選手のキックボクサーもJKFに在籍していますが、当ジムの指導でキックボクシングがより上手くなった、との有り難い言葉も頂戴しています。
力はそこまで必要ありません。自分の意志で力むのではなく、身体をうまく動かせば力は勝手に出ます。まずは身体を素直に動かす。これだけで大丈夫です。威力は後からついてきます。
最初は力を出しているように見えて、力の無駄遣いをしていることも多いです。JKFはいきなりスパーリングをやったり、ミットで反撃したりすることは一切ないので、安心して力を抜いて取り組んでくださいね。
JKFは一般人を健康的に強くしたいと考えています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。またジムで会いましょう!