ブアカーオvs佐藤嘉洋(エキシビションマッチ)

こんにちは。マネジャーの佐藤嘉洋です。

JKFは健康のためのキックボクシングを構築しています。なるべく身体に負担のかかりにくいフォームで教えているので、フォームもキレイになりやすいです。身体をうまく動かせば、強い威力に繋がります。つまり負荷が高まり、筋トレになります。また、身体をうまく動かしているので、怪我の可能性は低くなります。

エキシビジョンマッチは信頼関係も大切

さて、私は2015年に現役を引退しました。しかしタイミングが合えば、エキシビションマッチのオファーは受けています。喜んでくれるオールドファンも少なからずいて、有り難いです。

そして2022年10月、過去に4度拳を合わせたブアカーオ選手とのエキシビションマッチが組まれました。

周知のとおり、試合は私佐藤嘉洋がKOされるという意外な結末。エキシでもKO決着の場合はありますが、多くは事前打ち合わせ有りです。たとえば、下の大和哲也vs佐藤嘉洋がそうです。息ぴったり!

考え方の違いか

しかしながら先日のブアカーオ戦は、お互いの考え方に大きな違いがあったようです。

たとえば、JKFでスパー初心者の会員さんが、恐怖心も相まって相手の緩い攻撃に対して鋭い攻撃を合わせて強く当ててしまうことがあります。

その場合、ジム側は注意をします。相手が1のスピードで、こちらが3のスピードで技を出せば、誰でも当てられます。それは本当の技術ではありません。同じスピードで当ててこその技術ですよ、と。

まさにブアカーオにやられた最後のパンチも同じです。初心者に注意することを、世界トップの選手にやられてしまったのだから、訳がわかりません(笑)

これはもうお互いの考え方の違いとしか言いようがありません。ジム内のスパーリングでは、くれぐれも無いようにしてください。

健康のためのキックボクシングも強くなれる

自己鍛錬の積み重ねにより、引退したなりに仕上げたつもりです。過去最高の部分もあります。ムエタイロープ二重跳びは100回できるようになり、自重トレーニングでも高難易度のムササビ腕立ても大分高く跳べるようになりました。

会員さんにはスパーリングの相手をしてもらったり、ミットも持ってもらいました。考えて取り組めば、十分に練習になります。名古屋JKファクトリーの五十嵐大樹選手や、魔裟斗さんとも手合わせできて、ここまでの鍛錬の効果測定もできました。

試合をダイジェストではなく試合開始から見てもらったらわかるように、現役の選手には敵いませんが、それなりのレベルで戦えたという自負があります。ただ、勝つためではなく、盛り上げるために戦ってしまった、ということです。エキシビジョンマッチだからね。

最終的には騙し討ちをされてしまったのだけれども、JKFの技術は十分に通用したと思っています。途中で放った「ちょっといい加減にしときゃあ」という前蹴りは、自画自賛します(笑)

【 ↑ ブアカーオvs佐藤嘉洋 試合動画有】

この記事を書いた人