みなさん、こんにちは。
名古屋JKフィットネスマネジャーの佐藤嘉洋です。
ここ数ヶ月は、キックボクシングを生涯スポーツとして、キックボクシングを広めたい気持ち、運動療法としてのキックボクシングというテーマに沿って語ってきました。
当ジムに体験、入会をお考えの方は、ぜひ上記ブログをご参照いただけたら幸いです。
2月はジム創立以来最多のキックフィット体験者数を記録しました。
私の思いが皆さまに届いていることを感じ、大変嬉しいという気持ちと同時に、皆さまの共感を得るためだけにがんばることは止めなければならないとも危惧しております。
あくまでも、キックボクシングを広めたいという情熱が大事なのです。
共感を得るためだけに行動を起こしていると表面上の人気は得られるかもしれませんが、中身が薄くなる危険性があります。
承認欲求に「なるべく」囚われなくすることが、私の今年の目標です。
さて、今月は少し趣向を変えまして、最近の動向についてご報告します。
現在イベントや講演でいろいろと全国を駆け回っておりまして、まさか引退後にこれほど忙しくなるとは、自分でも思ってもみませんでした。
一つのことをがんばって、がんばって、がんばり抜くと、いいこともあるもんですね。
講演・イベント出演多数
2015年7月の引退発表直後に、武田邦彦先生が主宰する『情報の会』をキッカケにして、たくさんの講演に呼んでいただきました。
私が心がけているのは、単なる自慢話にならないよう、来ていただいた方々に笑っていただく、ということです。
笑いの中に哲学的な要素をそこかしこに散りばめておくことで、少しはスッと心に入りやすくなるのかな、と。
また、毎回同じ話に終始するのではなく、講演のテーマ、参加者の年齢層、性別などをお聞きし、その都度アレンジしてお届けしています。
優に10回以上は行っていますが、常に改良を重ねていますので、同じ内容の話は一度も行っておりませんし、これからもそうならないよう自分自身勉強を重ねていく所存です。
良い仕事をすると、「じゃあ、ウチも」と手を挙げてくれる方が何人もいらっしゃって本当にありがたい限りです。
それと共に、次に繋がる仕事ができた、ということですので、私自身もとても嬉しく感じます。
2001年にドイツでWKAの世界タイトルマッチに勝利したときのことが思い出されます。
当時海外では無名だった佐藤嘉洋が、この試合をキッカケに世界各国で試合が組まれるようになりました。
目の前の与えられた仕事に全力を尽くすということがいかに大事か、というのを若くして知ることができてよかったです。
上の武田先生の写真は、人生を数学で表した式だそうです。
まったく意味がわかりませんが、私は人生を数学で表すという、物理学の挑戦心に、心が高揚するのであります。
対して、こちらは大学生向けの会での写真です。
これは一体何なのでしょうか。
はい、私が発案した『ニット線』の解説をしているところです。
私はくだらない言葉を作るのが好きで、これまでにも『ガチャピン顔』『けしからんパイ』というものを世に送り出してきました。
中学生の頃から、こういうことをするのが好きでしてね。
何かを発案しては、教室の後ろの掲示板に貼り出して、クラスメイトたちに無理やり見せていたものです。
家族との時間も増えた
現役のときは家族との時間もなかなか取れず、子供たちと一緒にご飯を食べる機会もあまりありませんでした。
でも、引退してからというもの、晩御飯を一緒に食べたり、お風呂に一緒に入ったり、一緒に眠ったりできるようになり、子供たちも大変嬉しそうにしています。
また、試合のたびにストレスで身体を壊していた妻も、それなりに元気になったような気がします(実際は彼女のみぞ知る……)。
以前、息子と二人で話していたときのことです。
「お父さんがキック引退して嬉しい?」
「うん。だってお父さんが痛い思いするのイヤだから」
「お父さんが勝ってても?」
「うん。勝っても鼻血出たり、足が痛かったりするでしょ」
「じゃあお父さんが、もしキックをまたやりたいって言ったら反対する?」
「しないよ」
「なんで?」
「お父さんがやりたいっていうことを、そうちゃんは応援したいから」
……な、なんて優しいヤツなんだと。
これには思わず泣きそうになってしまいました。
息子はとても優しい人間になりそうですが、娘は結構ハチャメチャな娘になりそうです。
先日、沖縄にゴング格闘技の連載『佐藤嘉洋のキック千一夜』の取材がてら、家族旅行してきたのですが、ナマコを見て狂喜乱舞していました。
「ほら、ナマコだよ」
「おお、ジーザス!!」
それぞれ一つのライフ、それぞれが選んだスタイル
当ジムは、キックボクシングをフィットネスとして楽しんでいただくことが第一なのですが、インストラクターや他の会員さま同士の会話も楽しんでいただけたら幸いです。
ちなみに、黙々とやりたい方もいらっしゃいますので、そういった方にはもちろん邪魔はしないよう気をつけております。
それぞれのスタイルでジムに来ていただけたらと思います。
私はすべらない話をたくさん用意してお待ちしております。
PS
キックボクシングを教える技術は、それなりにありますのでご安心ください。
一応世界は獲っております(笑)
明るく生こまい
佐藤嘉洋