JKF流ミット持ちの心がけ

2019年12月開催K-1名古屋大会記者会見にて

JKFの皆さん、QRコードなどから来ていただき、ありがとうございます。マネジャーの佐藤嘉洋です。それでは『JKF流ミット持ちの心がけ』についてお伝えします。

ミット持ち5つの効果

①体力・地力がつく 
②護身につながる
③頭の運動になる 
④思いやりの心を持てる
⑤打たれ強くなる

以下、理由を説明します。


①体力・地力がつく

ミット持ちは、全身で相手の技を受け止めます。つまり、こらえる筋肉に作用します。手先や腕だけで、攻撃を受けようとしないでください。トレーニング効果も薄れますし、怪我に繋がるかもしれません。せっかくやるのだから、効果的な持ち方をしましょう。その方が、相手も正しく打ちやすいです。


②護身につながる

相手から目を逸らしては、ミットは持てません。相手の攻撃は全体的に見ましょう。ミットを持つことは、護身にもつながります。


③頭の運動になる

基本、持ち手が出す技の指示をするので頭の運動にもなります。難しく考えず、

① ジャブ → ワンツー / 5回
② ジャブ → ワンツー → 右ミドル / 5回
③ ジャブ → ワンツー → 左ミドル / 5回

まずは①~③を2R繰り返すだけで相当な運動量になります。慣れてきたら、左右の前蹴りも大体5回ずつ加えて繰り返してみましょう。よりいい運動になります。


④思いやりの心を持てる

ミット持ちをやれば、ほとんどの人の技が安定します。攻撃を受ける怖さを知ることで、思いやりの心を持てます。また、安定するということは、フォームがきれいになるということです。

⑤打たれ強くなる

防具をしているとはいえ、相手から直接攻撃されるという体験は、なかなかできません(笑) 一度も攻撃されたことのない人と、自己鍛錬で攻撃を受けてきた人と、どちらが打たれ強いか、という話です。ミットの持ち合いをガンガンやって、打たれ強くなりましょう。

JKFのミット打ちは2Rまでですが持ち合いのミットをやれば、

ミット打ち2R + ミット持ち2R + おまけミット最大(90秒〜3分)

の運動ができます。慣れない相手や技術差のある相手だと、やりづらさもあるかと思います。しかしせっかくの一期一会の機会です。ぜひお互いに良い運動になるようなミットの持ち合いにしていただけたら幸いです。

イマイチ効果がわからんなあという人は、試しに左右のミドルキックを5本ずつ蹴って(受けて)みてください。これだけでもお互いにかなりの運動になります。

インストラクターもおまけミットでフォローしますので、自信のない方も心配ご無用で取り組んでみてください。

「今日は黙々とやりたい」という場合は、出席表の「ミット無」に◯を打てば無理にやらせることはありませんのでご安心ください。

軽くストレッチや筋トレだけして帰るスペースとしても気軽にご利用ください。家ではなかなか開脚しないですよね。私はほとんどやりません(笑)

おまけ 魔裟斗 / 鈴木秀明 / 佐藤嘉洋

以下はJKF池下に来てくれた魔裟斗さん、先輩の鈴木秀明さんとのミット打ちです。ご参考ください。二人ともプロ仕様の合わせです。皆さんは強く合わせないようにしてくださいね(笑)

書道と同じです。いきなり行書をやってもうまくいきません。まずは楷書です。基本を大切にいきましょう!

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